「結婚はしない」と決めていた
月並みな話しだけど、両親の仲がちっとも良くなくて
喧嘩は少なかったけれど、母がじっと我慢している姿や
その我慢を飲み不満気な表情や空気、抑圧された感情、
そのうち母の中に留めておけなくなったそれらの感情は
その時々によって、直接的な言葉だったり、冷たい態度だったりと色々な形で
私たち子供へ向かってきました
父は父で、気に入らないことがあれば手を挙げる事もあったし
父の場合は、理屈で言い負かすを常套手段としていた
とにかく男性の押し切るパワー
怒りのこもった大きな声
本当に怖かった。。。。。
私にとって家というのは、落ち着く場所ではなく
戦場のような、緊張をといてはいけない場所だった
そんなだからだったのでしょうね。母は私にずっと
「お母さんは、あんた達(私達は三姉妹)が独立したら離婚するから」
「あんたは結婚しなくていい」
「あんたは結婚をしなくてもいいように手に職をつけなさい」と言っていた
私は、まあ結婚に夢も希望もないし「そのようにしよう」と素直に聞いていた
そんな中、20代も後半になってくると友達がこぞって「結婚」していき
結婚式に行けば「わー結婚かー♡」と思うのだけど
それでもどこか冷ややかな目で見ていたと思う
ただ20代をずっと一緒に過ごし、本当に良く遊んだ友達が二人
続けて結婚し楽しそうに生活している様子を見て
「結婚って、そんなに悪くないのかも」とちょっと心が揺れたましたが。。。
自分自身が機能不全家族の中で育っているし
他人とうまく関係を作ることに自信がない、という気持ちが根底にあるのでね
能動的に「結婚♡結婚♡」みたいな気持ちにはなりませんでした
それがある日、母が言い出したんですよ
「あんたは、いつ結婚するの?」
「なんで結婚しないの?」
と
私は
???
ですよ
え?
あの「結婚しなくていい」って言ってたよね?
もう精一杯抵抗しましたよ
「結婚しないよ」と何度も何度も言いました
ある朝なんか、食卓につくと
両親がタウンページを開いて、神妙な顔して私に言うんです
「お見合い相談所に入りなさい」と
その相談所のページを開いているわけですよ
吐き気がしました
両親のあり方を見て逆に
「仲良し夫婦になる」ことを決める人も、もちろん居ることは知っていますが
何度も言いますが、自分の中にその素地がない、 自信が無いと思っていたので
むりむりむりー!でした
それが、ちょうど32歳くらいの頃でしょうか
それからも「結婚させたい両親」と「結婚したくない娘」のバトルは続きました
今、思い出してもいやーな日々でした
その頃、スピリチュアルなことに興味がわき
お茶会や瞑想会へ参加するようになりました
これが自分の生きづらさを知り、癒す事になっていきました
癒しが進み、ずいぶん生きるのが楽になってきたな♡と思った頃に
夫となる人に出会うわけです
たしか36歳の頃だったでしょうか
この話しは、また改めて
しかし
結婚ってなんでしょうね
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